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sylphid

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Mañana será otro día

2010年 04月 22日 ( 1 )

「ラテン音楽 名曲 名演 名唱 ベスト100」
第8章 
ラテンアメリカの真実がみえる10曲-メキシコ-
⑨-La maldición de Malinche-
--------------------------------引用------------------------
 コンキスタドールとはスペイン語で征服者のことだが、ラテンアメリカでは主として16世紀の初期に南北両大陸を征服したスペイン人をさす。その代表格がエルナーン・コルテス(1485?~1547)で、彼はまず1504年にイスパニオラ島へ、11年にディエゴ・ベラスケスとともにキューバ島征服作戦に参加。やがてメキシコ沿岸地域遠征隊の隊長となったかれは、19年2月にスペイン人、先住民、アフリカ人からなる約600人の部下を率いてユカタン半島に向かい、タバスコ州の海岸でマヤ族と闘って勝利した。その際に贈られた20人の女奴隷の1人がマリンチェだった。彼女はナワトル語(アステカの言葉)を話せたことから、コルテスに重宝がられ通訳として働き、また彼の愛人となり子どもをも残したことで知られた女性である。メキシコでは、先住民でありながら古代アステカ帝国の滅亡に協力した女として裏切り者扱いされてきたが、外国の文化などにかぶれて自国のものを粗末にしたり顧みない人もさすようになったようだ。
 この歌はメキシコのヌエバ・カンシオーン界の実力者ガビーノ・パロマレスの代表曲として有名である。彼はグアナファトに生まれた人だが、一見日本人のような風貌なので、83年11月にキューバで初めて会ったとき、ぼくは思わず日本語で話しかけて彼を困らせてしまったことがある。彼はこの曲をコリード(物語歌)ふうにつくったが、イントロ部分ではコルテスが率いる侵略隊がやってきたことが描写される。髭をはやし、野獣にまたがった、まるで悪の使者のような連中を目にして、先住民たちは度胆をぬかれる。一部の勇敢な男たちが立ち向かうが、歯がたたない。それ以来、300年の奴隷生活が続いた、とパロマレスは唄う。さらに彼はメキシコ人がその間に身につけた悪習、自分たちの信念や文化を、食糧や財産を外国人にさしだす悪習を非難し「そして今や、時代は20世紀/いまだ、金色の髪をもつ人間はやってくる/私たちは彼らを招き入れ/アミーゴと呼ぶ/それなのに、山を越えてたどり着く/歩き疲れたインディオには/知らぬ顔をして/辱める」とつづけ、「おおマリンチェの呪い/時代の病/いつになればこの土地から消えてくれるのだ/いつになればおまえはこの土地の人びとを解放してくれるのだ」と歌を結ぶ。鋭利な刃物のように、心に刺さる歌である。メキシコ市の中心街を歩いていても物乞いのほとんどが先住民系の人たちであり、まだまだマリンチェの呪縛はとけてはいないようだ。
--------------------------------引用終わり-------------------
 戦後のどこぞの国と似たような話だなとも思うのですが!!
 なにかの話で聴いたことがあります。アステカやマヤの高い文明を持った先住民たちが何故たやすく侵略され、絶滅させられたか?。彼らは侵略者コルテスたちを神だと思ったそうなのです。。神は神でも実は堕天使ルシフェルだった。純朴な先住民が侵略されたのは必然だったのかもしれません。

竹村さんお勧めのアンバーノ・オチョアの演唱とガビーノ・パロマレス 自作自演で聴いてください。
La maldicion del malinche- Ampara Ochoa


Amparo Ochoa Y Gabino Palomares Maldicion de Malinche

by sylphid-mave | 2010-04-22 06:06 | 音居間Latin | Comments(0)