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Mañana será otro día

天漢 梶音聞 孫星 与織女 今夕相霜

飛行機製作は着々と進んでいるのですが、
休日天気が悪かったり、私の都合が付かなかったり、、
なかなか飛ばしにいけません。(かれこれ3週間以上・・・)
この様子だと、天気に恵まれても次回のフライトは7月に入ってしまいそうです。。。
ということで342号機は、7月七夕仕様にしてみました。。
といっても万葉集から七夕がらみの歌を引っ張って載せただけですけどね。

10 2029天漢 梶音聞 孫星 与織女 今夕相霜
あまのがは かぢのおときこゆ ひこほしと たなばたつめと こよひあふらしも
10 2040牽牛 与織女 今夜相 天漢門尓 浪立勿謹
ひこほしと たなばたつめと こよひあふ あまのかはとに なみたつなゆめ
10 2052此夕 零来雨者 男星之 早滂船之 賀伊乃散鴨
このゆふべ ふりくるあめは ひこほしの はやこぐふねの かいのちりかも
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天漢 梶音聞 孫星 与織女 今夕相霜(万葉集 巻の十、弐千弐拾九)
は、人麻呂歌集から。

後の二首は、出典未詳のようです。
歌意は、
天漢 梶音聞 孫星 与織女 今夕相霜
天の川 楫の音聞こゆ 彦星と織女と 今夜逢ふらしも
(天の川に櫓を漕ぐ音が聴こえる。彦星と織姫とが、今夜いよいよ共寝をするのであるらしい)
-逢ふには共寝をする意があり七夕歌にはそうみるべき例が多いそうです。-

牽牛 与織女 今夜相 天漢門尓 浪立勿謹
彦星と 織女と 今夜逢ふ 天の川門に波立つなゆめ
(彦星と織姫が今宵逢う、その天の川の渡し場には、波よ、荒々しく立たないで送れ。けっして。)

此夕 零来雨者 男星之 早滂船之 賀伊乃散鴨
この夕べ 降りくる雨は 彦星の 早漕ぐ舟の 櫂の散りかも
(この七夕の宵に降ってくる雨は、彦星が心せかしながら漕ぐ舟の櫂から飛び散ったしぶきなのであろうか。)


万葉集の巻十1996から2093まで九十八首、七夕の歌が続きます。
七夕はシチセキと読み、万葉集に載せられた七夕の歌は7月7日の夜の歌会で詠まれた歌を編纂したもののようです。
といってもその多くは人麻呂歌集からの歌のようですが。
この三つの歌の中では出典未詳ですが三番目の、
此夕 零来雨者 男星之 早滂船之 賀伊乃散鴨
このゆふべ ふりくるあめは ひこほしの はやこぐふねの かいのちりかも
が、好きですね。
七夕の夜に雨が降っていたのでしょう。
その雨は、織姫に早く会いたい一心に舟をこぐ彦星の櫂から零れ落ちたものだと歌っています。。
そういえば中国の古典伝承では織姫が橋を渡って彦星に会いに来たようですが、
人麻呂の時代の日本では彦星が天の川を舟で渡っていたようですね。。。

万葉集七夕の歌も親父好みのおおらかで興味深い歌がたくさんあります。

飛行機ネタからは外れてしまいましたが、
万葉集七夕ネタ続く々、、としましょうかね。。。
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by sylphid-mave | 2008-06-24 23:05 | 飛行機のこと | Comments(0)