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sylphid

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Mañana será otro día

人麻呂恋歌 ・・霞たつ春の永日を戀い暮し夜のふけ去きて妹に相えるかも

人麻呂ネタ転載の続きです。。
春の相聞歌。
季節が真逆ですみません。。
急に涼しくなってきて、もうすでに春のぽかぽかが恋しい自転車通勤の朝です。。

2006/10/24のBlog
春ノ相聞
 七首 柿本朝臣人麻呂
1890 春日野に鳴く鴬の泣き別れ帰ります間も思ほせ吾(あれ)を
      春日野犬鴬鳴別眷益間思御吾

1891 冬こもり春咲く花を手折り持ち千たびの限り恋ひ渡るかも
      冬隠春開花手折以千遍限戀渡鴨

1892 春山の霧に惑へる鴬も吾(あれ)にまさりて物思はめや
      春山霧惑在鴬我益物念哉

1893 出でて見る向ひの岡に本繁く咲ける毛桃のならずはやまじ
      出見向岡本繁開在花不成不止

1894 霞立つ永き春日を恋ひ暮らし夜も更けゆきて妹に逢へるかも
      霞發春永日戀暮夜深去妹相鴨

1895 春さればまづ三枝(さきくさ)の幸(さき)くあらば後にも逢はむな恋ひそ我妹(わぎも)
       春去先三枝幸命在後相莫戀吾妹

1896 春されば垂(しだ)る柳のとををにも妹に心に乗りにけるかも
       春去為垂柳十緒妹心乗在鴨

前述の(万葉集 巻十一 正述心緒)でも何首か人麻呂の恋歌を書きましたが、
万葉集にはここにもそこにも、いったい何首あるのってほど人麻呂恋歌が載っているようです。ヒマだったんでしょうね。この、春の相聞もそんな歌群のひとつでしょう。
この中の(1894)が当時無官でヒマをもてあましていた人麻呂の心境をよく表しているような。。。

1894 霞立つ永き春日を恋ひ暮らし夜も更けゆきて妹に逢へるかも
(昼間は春霞のようにぼうっと戀暮らし、夜になったら妹にあえるぞっ。)kar意訳ヘヘ。

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記事は、主に
 1,秘められた挽歌-柿本人麻呂と高市皇子
 2,無冠の恋歌
 末田 重幸著
 講談社
 の2冊を、参考にさせてもらっています。
もし、興味をお持ちになった方がいたら、読まれてみてはと思います。。
ただ私の文章については、歌の解釈歴史的背景その他に誤りが多々あるかと思いますので、間違っても決してお勉強のご参考にはなさらないよう
伏してお願い申し上げます。<(_ _)>
[ 更新日時:2006/10/24 07:45 ]
by sylphid-mave | 2008-11-05 07:30 | 柿本人麻呂 | Comments(0)