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Mañana será otro día

人麻呂の作る歌として最初に万葉集に登場する歌

人麻呂について。

このところ人麻呂の歌を記事にしているのですが、正直言って人麻呂のことも時代的背景もほとんど知りません。
で、以前紹介させてもらった末田重幸さんの本を読み返すことにしまして、
ついては、時代を追いながら、人麻呂の歌を記事にしてみたいと思います。
できるだけ感じたことを文章にしていきたいと思いますが、ほとんど本の受け売りになるかもです。
元々身勝手で天の邪鬼なブログですが
(ブログって多かれ少なかれそんなモンなんでしょうが(^^))
とりとめのなさに拍車がかかっていくようです。
別にねぇ~って方は素通りしてください。
このバーチャルなブログの中だけでは『天上天下唯我独尊』。。。(意味あってるかな?)
  ってつもりです。(^O^)

PS。かきためておけばネタ切れのつなぎになるし、第一、画像使わないんで容量喰わないしぃ(この辺がほんねだったりして。<(^_^;)>)


人麻呂の作る歌として最初に万葉集に登場する歌。

近江の荒れたる都を過ぎる時、柿本朝臣人麻呂の作れる歌
巻一 二十九
玉たすき 畝傍(うねび)の山の 橿原(かしはら)の 日知(ひじり)の御代ゆ
生(あ)れましし 神のことごと つがの木の いやつぎつぎに 天(あま)の下
知らしめししを 天(そら)にみつ 大和を置きて 青丹(あおに)よし 奈良山を越え
いかさまに 念(おも)ほしめせか 天(あま)ざかる 夷(ひな)にはあれど 石走(いはばし)る 淡海(あふみ)の国の さざなみの 大津の宮に 天(あめ)の下 知らしめしけむ
天皇(すめろぎ)の 神の尊(みこと)の 大宮は ここと聞けども 大殿は ここと言へども
春草の 茂く生(お)ひたる 霞立つ 春日の霧(き)れる ももしきの 大宮処 見れば悲しも
反歌
三〇
さざなみの志賀の辛崎(からさき)幸(さき)くあれど大宮人の船待ちかねつ
三一
さざなみの志賀の大わだ淀(よど)むとも昔の人にまたもあはめやも


おおよそ、688年(持統二年)の晩春の頃
壬申の乱(672年)から15年ばかり後、悲劇の京の址にはじめてたったときのうた。
人麻呂27~28歳の頃の歌。宮廷内で評判になり、やがて持統の目に留まることになります。若い官人 人麻呂の華々しいデビューの歌。
by sylphid-mave | 2005-09-24 18:54 | 柿本人麻呂

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