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Mañana será otro día

001ベサメ・ムーチョ「ラテン音楽ベスト100」

烏梅能波奈 佐企弖知理奈波 佐久良婆那 都伎弖佐久倍久 奈利尓弖阿良受也 
うめのはな さきてちりなば さくらばな つぎてさくべく なりにてあらずや
万葉集巻5 829 藥師張氏福子

梅の花にはまだ早いかなとは思いますが、ここ数日の陽気で開花が早まるかもしれませんね。週末は又寒波が、なんて声も聞きますのでどうなる事やら予想がつきませんが。。

001ベサメ・ムーチョ「ラテン音楽ベスト100」_c0012819_23313283.jpg「秋の空にはtangoが似合う」なんてエントリーを昨秋やってましたので、
今度はラテン音楽全般を・・・・なんてことを目論んでいます。。
紹介したいのは親爺のラテン音楽の参考書、「ラテン音楽 名曲 名演 名唱 ベスト100」竹村淳著。同じく竹村さんの本「ラテン音楽 パラダイス」と共に私のラテンのバイブルです。。。
ラテンの名曲が文字通り100曲紹介されています。
時折youtubeのリンクを織り込みながら、この本から親爺の好きなラテンの演唱を見繕って紹介していきましょう。。。
この「ラテン音楽 名曲 名演 名唱 ベスト100」は10曲ごと10章に分かれています。最初の章は、題して「とりあえず知っていないと話にならない10の超有名曲」
その1番手は「ベサメ ムーチョ」
ベサメ ムーチョはこのブログでも何度もふれてきました。古くからお付き合いのある方はもう親爺の能書きは聞きたくないよね。。
で、一部引用
--------------------引用始め-----------------
 きわめて有名ではあるが、この曲は不名誉なことにわが国ではそれこそチーク・ダンス向きの安っぽいキャバレーソングの代表のように見られている。日本では「も一度、またも一度燃ゆるあのくちづけ・・・・・・」という歌詞がつけられ、ごく甘ったるく唄われたから、ますますそういうイメージが定着していったようだ。でもなんだか変だとぼくは長らく納得できないでいた。というのも、スペイン語の歌詞だと、ラブラブ中のカップルの歌にしてはつじつまのあわないクダリが出てくるからである。とくに「今夜が最後の夜であるかのように・・・・」とか「明日はたぶん、ぼくは遠くに、きみからうんと遠いところにいるだろう」という個所がぼくには腑に落ちなかったのだ。
 ぼくのそんな疑問がとけたのは、10年ほど前だった。たまたま訪れたメキシコ市で「ベサメ・ムーチョ」は、ベラスケスさん(コンスエロ・ベラスケス:作曲者。この曲は彼女が21歳の時の曲です)が女友達の夫君だか婚約者を病院に見舞ったときにインスパイアーされて作った曲だという話を耳にしたのだ。なんと彼はいまわの際にあり、今生の別れに彼女にくちづけをせがんでいたというのである。それなら今指摘したクダリも「君を失うのが怖いんだ」という歌詞もすべて納得がいくではないか!
------------------(引用終わり)----------------
ね、ベサメ・ムーチョってこんな曲なのです。。
この思いを持ってベサメ・ムーチョを聴いて下さい。。
きっと、めがしらが熱くなると思います。。

ところが、このいまわの際をイメージさせる演奏がなかなかないんですよ。
熱愛のラブソングというのは世界共通の認識なのかもしれません。
とうのベラスケスの演奏もyoutubeで聴くことができますが、どうもイメージが違います。ひょっとするとこの話は風聞にすぎないのかも。。。。

ラテンの演唱はたびたびリンクしてきたので今日は趣向を変えてジャズとシャンソンから
ゴンザロ・ルバルカバのピアノで。。。。。涙ちょちょぎれる名演。。

最近見つけたまさしくいまわの際バージョンの演唱。。
淡々とした歌唱。。そして熱い歌唱。。白木ゆう子のベサメ・ムーチョ

by sylphid-mave | 2010-01-19 23:38 | 音居間Latin

by かぁ