夕星も 通ふ天道を いつまでか 仰ぎて待たむ 月人壮士

10 2010 夕星毛 徃来天道 及何時鹿 仰而将待 月人壮士
     ゆふつつも かよふあまぢを いつまでか あふぎてまたむ つくひとをとこ
     夕星も 通ふ天道を いつまでか 仰ぎて待たむ 月人壮士

     (宵の明星ももう往き来しているこの天道、この天道を、
      いつまで振り仰いで彦星が川を渡るのを待っていればよいのか。
      月の舟の若者よ。)

第三者の立場で、二星の逢会が早く始まるようにと、月に催促している歌。
月が渡り終えないと二星の逢会が始まらないと考えられていたようです。
月を(月人壮士)や(月人壮)というように月の舟の若者と捉える表現はよく出てきます。
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by sylphid-mave | 2008-06-27 06:13 | 柿本人麻呂 | Comments(0)