Cartola 「愛するマンゲイラ」
いっこうに雨は無し。空梅雨なんでしょうか、今年は。
紙飛行機にはいいけど、水不足になるのはいやですね。
今日のBGM
Cartolaの「愛するマンゲイラ」
ジャケット写真(絵)でもわかるように例によって爺さんです。
1980、72歳で亡くなりました。
どこにでもいる下町の爺さんのような顔ですが、彼の歌は時に(いつもじゃないもので)涙ものの感動(チョット大袈裟)です。
「愛するマンゲイラ」・「詩人の涙」がメジャーな曲ですがやっぱりこの2曲が好きですね。
SOU MAIS O SAMBA(俺はサンバ)って曲があります。
カルトーラの歌ではありませんが。(カンディアとイヴォンニ・ララ)
以下訳詞です
サンバはブラジルだけのもの、アフロだなんてとんでもない。
ロックとかラテンみたいな外国の雑音など聴くものか、
そんなのはマクンバをかければいちころだ。どこの国にも
意味もわからないくせに外国の歌を歌いたがるバカ者はいるもんだ。
イヴォニ・ララも言っている。「サンバこそ喜び、他の音楽の中にいたら私は腐り死ぬ。」
だからエスコーラの若い連中に期待しよう、ラジル音楽の危機を救えるのはあいつらの他にはいない。
痛切ですね、少し‘のぼせ’かなぁとも思うのですが、
でもその土地その文化の中で生きている音楽がやっぱり最高なんでしょうね。
よそ者にわかるもんかぁってことでしょうか。
その土地の人々の心を知らない人が講釈をたれるのはあまり良くないのかも。
他だ、好きだとか嫌いだとかは自由に言っていいのではと思います、
わたしはサンバも好きです。ボサノバも好きです。
・・・と言っても決して深く聞き込んでいるわけではありません。
はっきり言って広く浅くの類です。サンバ好きと言うよりカルトーラの歌好きなのかもです。・・・
その私が言うのもなんですが。
ボッサやショーロに比べて少し明るい感じがするサンバですが、
だからこそカルトーラの歌なんかには
ボッサ、ショーロ以上にサウダージ(の様なもの)を感じるような気がします。
・・日本人の私がサウダージというものを理解することは無理でしょうけど。・・
湿度を感じる時期、私もポルトガル語の響きが心になじみます。