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Mañana será otro día

《褐色のサンバ》「ラテン音楽名曲名演名唱 ベスト100」

c0012819_15485117.jpg「ラテン音楽 名曲 名演 名唱 ベスト100」
第4章 
ラテンアメリカ人の心にふれられる名唱絶唱10曲-ブラジル-
①-Canto das três raçqas-


先日の2月14日、リオのカーニバルがフィナーレを迎えましたね。。
一年の辛苦をこのカーニバルで全て発散されてしまう、そのパワーは圧巻です。
ただ、そのお祭りのサンバがすなわちサンバだと思っている方が多いのはちょいと辛い。
「マツケンサンバ」はサンバじゃないよ。。。

閑話休題。
-褐色のサンバ-はクララ・ヌメスの民族の悲しみを歌ったサンバです。
長文になりますが、又引用させてもらいます。
--------------------引用--------------------
原題は”Canto das três raças“(三つの民族の歌)という。この三つの民族とは、先住民、ヨーロッパ人、そしてアフリカ人のこと。もとより彼らの血が、その比重はどうであれ、ブラジルの大半の人たちに流れている。だが、どの民族が一番辛酸をなめてきたかは言うまでもないだろう。しかしクララはこの歌であえてそのことを指摘した。
 
 だれの耳にもとどかなかった
 ブラジルの歌の痛ましいすすり泣きの声
 いつも悲しい哀歌がこだましていた。
 インディオの戦士が牢に閉じこめられ 
 そこから唄いはじめたときから
 黒人がしらべにのせる
 風のなかの反抗の歌が
 荒野にのがれた逃亡奴隷のところからきこえてきた
 国に謀反をくわだてた闘士たちは
 流れをたち切ろうとしたけれど
 何にもならなかった・・・・・・・・・
 この土地の人びとはみな
 唄えるときがくると
 苦しみを唄う
 おーおーおー

 1982年の夏、クララは民主音楽協会の招きで日本にやってきた。それが最初で、最後だった。(中略)
 この歌は、日本のステージでもハイライトとなったが、4分半ほどの、やや長めのサンバの曲ながら、クララはごひいきのバンド、ノッソ・サンバをバックに力強い演唱を繰り広げて、ぐいぐいと彼女の唄世界へと聴き手を引きずり込んだ。それでいて、いい知れない悲しみとサウダージが唄にもサウンドにもあふれている。だから、聴いていて胸が痛むのだ。しかし、これがサンバなのだ。教養のない連中がばか騒ぎするときの陽気な音楽、それがサンバだといった先入観を持つ人はブラジルにも少なくない。だが、サンバのリズムや踊りが激しいのは深い悲しみを持つ人がそれを忘れるためにほかならない。
---------------------------引用終わり---------------------------
竹村さんも言っています、「サンバのリズムや踊りが激しいのは深い悲しみを持つ人がそれを忘れるためにほかならない。」サンバのサウダージをブラジル人でも理解しない人がいるのなら、日本人がわららなくてもしょうがないかも。。。
 でも、聴いてください。。そして感じてください。。
Clara Nunes Canto des Tres Racas

記事にも書いてます日本での演唱の映像がありました。歌詞和訳付き、インタビューもあります。
ところがこの翌年クララ・ヌメスは手術の麻酔の副作用で亡くなってしまいました。。

CLARA NUNES JAPÃO-CANTO DAS TRÊS RAÇAS DE PAULO CESAR PINHEIRO

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by sylphid-mave | 2010-02-21 15:49 | 音居間Latin | Comments(0)